2017年12月17日日曜日

茶位ギター 横板割れ、陥没修理

 茶位ギターをお預かりしました! (Y様 どうもありがとうございました!)
 横板の一部が陥没しています。合板ですので修理は非常に難しいものでした。
 内側から思いっきり押し出してみて、表面で面一になるとよいのですが、芯材と突板の間に隙間もあり、押し出してもすぐにへこんで元に戻ってしまう状態でした・・・ しばらく考えて、裏から当て木を当てて、押し出しと同時に接着することにいたしました。
 これは塗装後の写真です。見た目はほとんどわからなくなりました。ラッカー塗装ですので経年で痕が出てくることもあります。


こんな感じで完成です! 修理のご依頼をいただき誠にありがとうございました!!朝倉宏泰

2017年12月16日土曜日

エピフォン NV-185 フレット交換 ナットサドル交換 インレイ補修等修理

 珍しいエピフォンのギターをお預かりしました。(K様ありがとうございました!)
 ブラスのブリッジピンがついています。
 ナット、フレット交換に伴い交換いたします。
 弦の下に痕がついています。弦との接点が良くなく、摺合せですとフレットが低くなりすぎてしまうので、ステンレスフレットに交換いたします。
 インレイを埋めている樹脂が盛り上がっています。

 まず、ナットを外しました。
 フレットを抜いて、指板調整しています。アールのついた当て木は使いません。この作業は、フレットの土台になる指板を整地いたします。
 事前にお客様には説明させていただいておりますが、インレイの埋め込みが浅い部分があり、指板調整でインレイが削れてしまいました。
 フレットを打ち、角を丸めて仕上げました。
 当緒はこのままでということでしたが、やはり見た目が良くないです・・

 いろいろあり、部分補修することにいたしました。これは3フレットです。
 新たに材料を切り出して・・・
 埋め込みます。
 こんな感じで完成です。
 遠目に見ればほとんどわからないと思います。
 ナットは、オイル漬け牛骨に・・
 サドルも交換いたしました!
 改めて弦を張り完成です。
このエピフォンは、安価なモデルではなく、細部までしっかり作られていて、何よりボリュームもあり、音も太く素晴らしいギターでした! 修理のご依頼をいただきありがとうございました! 朝倉宏泰

2017年12月15日金曜日

Rozini カヴァキーニョ ブリッジ製作交換

 ホジーニをお預かりしました。(F様ありがとうございました!)
 サドルの前の壁が折れてしまったということでした。お客様ご自身で接着されたということで、写真の状態で持ち込まれました。少しずれてついていて、ブリッジが板目でしたので、強度も考えてブリッジを交換することになりました。
 まずはブリッジをはがしました。そして手持ちの中から、軽いエボニーを選びました。
サイズを図り材料に書き込んでいます。
 ノコギリでウイングを薄くし、サドル溝と弦穴~サドル土台間に溝を掘りました。
弦穴はなるべく下にあけたほうが良いので、弦穴前の溝は深めに彫ります。
 ウイングを丸めていきます。

 何度も削り合わせて接着面を合わせているところです。この後内部の当て木も作り接着しました。途中の写真がありませんでした・・
 接着しました!

 サドルも新たに製作して、弦を張って完成です!!


修理のご依頼をいただき誠にありがとうございました!! 朝倉宏泰

2017年12月14日木曜日

アラウージョ カヴァキーニョ 表板割れ 表面板外れ修理

 アラウージョをお預かりしました。(I様ありがとうございました!)楽器を落としてしまったそうです。低音側の表板割れ、バインディングの内側、表面板が外れています。

 裏から押すとこのように出てきます。

 エンドブロックセンターでの表面板の剥がれ 表面板ジョイント部の割れ・・・
 最初は中から接着剤を入れようとしたのですが、手も入らないのでバインディングを取りのぞいて接着することにしました。今回、塗装はなしです。
 まずは割れを接着していきます。写真は仮に止めているところだったと思います。
 接着後、割れ止めを貼りました。手も入らないし、クランプすると回転してしまうので、とても難しいところです。水色矢印の先
 全部で4枚貼りました。きっちり並んでいると思います。
 順番が前後しますが、クランプしている様子です。



 表面板センターの割れ、エンドブロック部で外れた板を接着して、バインディングを戻します。
 塗装なしですので、磨いて完成です。ジョイントは斜めにすることによって目立たなくなります。



弦を張って完成です。 修理のご依頼をいただきありがとうございました! 朝倉宏泰